プログラミング事前課題 その5 forループ
プログラミングの肝となる繰り返し処理についてです。
一先ずはコードを見てみましょう。
#include <iostream> using namespace std; int main() { // your code goes here int num[10] = {0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9}; for(int i=0; i<10; i=i+1){ cout << num[i] << endl; } return 0; }
結果は
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
と出力されると思います。
前回の配列の時と結果が同じです。
しかし、コードは前回と比べるととても短くなっています。
では、解説していきましょう。
今回のコードで前回と違うメインとなる部分はここですね。
for(int i=0; i<10; i=i+1){ cout << num[i] << endl; }
ここで
cout << num[i] << endl;
を10回繰り返して、配列numの結果を表示しています。
繰り返し回数が一回増えるごとに i の数が1ずつ増えて行って
cout << num[0] << endl; cout << num[1] << endl; cout << num[2] << endl; . . .
といった感じにnum[i]がnum[0],num[1],num[2]と変化していきます。
今、私が言った
『繰り返し回数が一回増えるごとに i の数が1ずつ増えて行く』命令を
コンピュータに伝えているのはここの部分になります。
for(int i=0; i<10; i=i+1){ }
このforはこの
{}
で囲まれた中身をループしてね。という意味で
()の中身はループをする際の条件(ループをどこで止めるかなど)になります。
条件については今回の場合こういう意味になります。
int i=0;
iが0からはじまって
i<10;
iが10未満の間繰り返して
i=i+1
ループが一回終わるごとにiに1を足す。
このようにiは0からはじまって、
ループが1回終わるごとにiに1が足されて
iが10未満の間繰り返すので、
結果的に{}の中身は10回実行されることになります。
今回の場合は{}の中身は
cout << num[i] << endl;
なので
num[i]が10回、結果出力されて終了になります。
この時にループ1回ごとにiの数も1ずつ増えて行くので
cout << num[0] << endl; cout << num[1] << endl; cout << num[2] << endl; . . .
と変化して行く訳ですね。
forループを使うと長い処理が少ない手間で書けるようになりますので
覚えて行きましょう。